タクシードライバーが実車率を上げるには?

タクシードライバーにとって収入を大きく左右する要素が実車率になります。ここではタクシーの実車率を上げるコツやポイントなどを解説していますので、ぜひ、ご覧になってみてください。

目次
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そもそも実車率とは?

タクシードライバーを目指す方が知っておくべき、業界特有の用語が「実車率」になります。簡単に言えば、タクシーを走行させた総距離に対し、お客さまを乗せて走行した距離はどれ位であったかを示す数値割合のことを指します。言うまでもなく実車率が高くなればなるほど、お客さまを乗せている割合――売上が発生している割合が多くなるということになります。つまり稼げるタクシードライバーを目指すためには、この実車率をいかに向上させるかが、大きな鍵となるということになります。

タクシーで稼ぐには客単価より実車率?

タクシードライバーを目指す方のなかには「長距離など単価の高いお客さまを乗せた方が、より稼げるのではないか?」とお考えの方も少なくないことでしょう。確かにお客さまを乗せて長距離を走れば、短距離走行に比べ売上は高くなります。しかし問題となるのは、その帰路。

そもそもタクシーは営業エリアが決まっており、その営業エリアを出発点、あるいは到着点とするお客さまでなければお乗せすることはできません。例えば荒川エリアから成田空港までのお客さまをお乗せしても、成田空港付近で運よく荒川エリアを目的地とするお客さまに出会えない限り、帰路は空車で走らなければなりません。つまり高単価狙いはある種のギャンブルであり、安定的に高収入を目指すのであれば、実車率をいかに上げるかがより重要になるのです。

現役タクシードライバーの考える実車率の大切さ

上記の通り「客単価より実車率の方が重要」という考え方は、稼げるタクシードライバーになるための大きな指針なのですが、実は現役ドライバーでも「長距離の方が稼げる」と思い込んでしまっている方は少なくないそうです。以下にご紹介するドライバーさんも、以前はそうした誤った考え方をしてしまっていたとのこと。

例えば営業エリアから2時間半かけて2万円の売上を得たとしても、営業エリアまでの帰路は空車となってしまうので、1時間当たりの単価はせいぜい平均程度、場合によっては悪くなってしまうこともあることに気がついたそうです。それ以降は考えを改め、実車率を高めることに重きを置くようにしたとのこと。その結果、昼間で70〜80%の乗車率を実現できているそうです。

タクシードライバーが実車率を上げるには?

進行ルートの情報をリアルタイムで得る

どんな世界でもビジネスで成功するためには、顧客ニーズを的確に捉えることが重要ですが、タクシードライバーも例外ではありません。ラジオやスマートフォンなどで営業エリアの情報を常時チェックし状況を把握しておくことが重要です。

例えば営業エリア付近の鉄道がストップしてしまったという場合は、困っているお客さまのニーズに素早く応えることができます。また大規模なイベントや催事などがあるといった場合にも、タクシーを利用したいというニーズは増えるはずです。

流れの悪い乗り場で付け待ちをしない

大規模な駅やホテル、冠婚葬祭の会場などで付け待ちをする場合には、お客さまの流れを的確に把握することが重要です。流れが悪いタイミングで付け待ちをしてしまうと、2時間以上も待機を強いられるということもあり得ます。そうした場合には、流し営業を行いながらそうした会場の様子をチェックし、待機しているタクシーが少ないタイミングを狙うというのが賢明なやり方となります。

「行った先営業」でうまくお客様を乗せる

タクシーの実車率を向上させるには、お客さまを送迎した到着地の付近で、次のお客さまをお乗せするという効率のよいやり方を行えるかどうかも大きな鍵。これを業界用語で「行った先営業」と呼びます。

繰り返し述べています通り、タクシーには営業エリアが定められていますので、営業エリアを外れてしまった場合はできませんが、営業エリアの範囲内であれば「行った先営業」を連続的に繰り返すことも可能です。もちろん運やタイミングの要素もありますが、「行った先営業」はタクシーの営業効率を高めることができ、自ずと実車率もアップさせることができるのです。ぜひ、心しておいてください。

左側車線の走行を意識する

あらためて申し上げるまでもありませんが、お客さまを乗せていない空車時、タクシーは左車線を意識的に走行するというのが基本です。路上でタクシーを拾いたいと考えているお客さまが見つけやすく、ドライバーもそうしたお客さまを見つけやすくなります。また信号待ちで停車する際も左側車線をとり、できれば信号に近い位置で停車させるよう意識すべきです。交差点付近で待っているお客さまが拾いやすくなります。

リムジンバスや空港から来たバスを追う

それらのバスは飛行機を利用して大荷物となっているお客様が多い傾向にあります。バスを降車した後に改めてタクシーを利用しようと考える方も一定数以上いると思われますので、それらのバスを見かけた場合、後をついていくことを試してみてはいかがでしょうか。

渋滞が発生しているエリアは避ける

タクシーを利用するお客さまの立場になってみると、目の前の道が渋滞している状況で、わざわざタクシーを拾って行こうとはなかなか考えないものです。ご自身が勤務するタクシー会社の営業エリアのなかで、渋滞が発生しやすいポイントや時間帯をしっかり把握しておき、そうした場所は避けるようにするというやり方も大切になります。

昼間と夜の時間帯の違いを意識する

例えば一般的な社会人の場合、平日の昼間であればタクシーを利用するのはビジネス目的の移動が多くを占めるはずです。それゆえ、そうした時間帯であれば、狙い目はオフィスが多い場所ということになります。逆に夜の時間帯は、飲食後に帰宅するという利用者が多くなりますので、繁華街をメインターゲットとするとよいでしょう。

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