流し営業で稼げるタクシードライバーの特徴

タクシードライバーの営業方法のひとつである「流し営業」。流し営業では、街中を走行しながら乗客を獲得します。ここでは、流し営業で効率良く稼げるタクシードライバーの特徴をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

流し営業とは

タクシーの営業方法には、「流し営業」や「付け待ち営業」、「配車営業」などがあります。流し営業は街中を走行しながら乗客を探す営業方法であり、「道端で手を挙げたらタクシーが止まる」という例があります。

駅などで乗客を待つ付け待ち営業や、指定された場所へ行く配車営業と比べて、比較的自由に営業を行えるのが特徴です。ただし、その分効率良く営業を行うコツを覚えておくことが大切。どの時間帯にどこで乗客を獲得できるのかを見極めなければなりません。

流し営業で稼ぐためには、「ムダに走る時間を減らす」ことがポイント。ただ無作為に走っているだけでは、乗客獲得のチャンスを逃してしまいます。

そのため、需要のあるエリアを把握しておきましょう。ターミナル駅などのタクシー需要の多いエリアはどこかなど、乗客を獲得しやすいエリアを知っておくことで効率良く営業できます。

また、乗客を降ろして次へ移動する際も、タクシー需要の高いエリアを通るようにしましょう。

流し営業では、「どこをどの時間帯に走るか？」が重要です。朝・昼・夜の各時間帯でタクシー需要のあるエリアは異なるため、「このエリアはこの時間帯にタクシー需要がある」と知っていることが大切なのです。

また、流し営業の経験が浅い場合は、人が集まるエリアを中心とした流し営業を行いましょう。たとえば、商業施設の周辺やオフィス街、イベント会場周辺など、人が多くいるエリアほど乗客獲得のチャンスが多くあります。ただ無作為に走行して流し営業を行うよりも、多くの乗客を獲得できるでしょう。

経験が浅いうちは人が集まるエリアで流し営業を続けることで、次第に効率良く稼ぐコツを掴めます。

タクシー業界におけるロングとは、「長距離利用の乗客」を表します。長距離利用の乗客は客単価が高いため、「ロングを狙えば稼げる」と考えがちです。

しかし、ロングを狙った営業は、効率良く稼げるとはいえません。そもそも乗客がロングであるかは目的地を聞くまでわかりませんし、遠く離れた目的地から営業エリアに帰る際にムダな時間が発生しがちだからです。

そのため、流し営業で効率良く稼ぐために、ロング狙いの営業は避けるようにしましょう。

流し営業はドライバーが乗客を見つけて乗車を促す流れですが、その際、乗客は手を挙げて乗車希望のサインを出します。しかし、タクシーが空車かどうかわからなければ、「乗せてもらえないかも…」とサインを出すのを諦めてしまうかもしれません。

そのため、流し営業中は「空車」の表示を見やすいように工夫しましょう。具体的には、前の車との車間距離を取り、空車表示が見えるようにします。

また、交差点の停車で先頭になれば、空車表示が見やすいうえ、乗車もしやすくなります。ただし、歩道側である左車線を走行していることがポイント。中央車線や右車線を走行中に乗客を見つけても、スムーズに乗せられない可能性があります。

先述していますが、流し営業では左車線走行が基本。日本は左側通行のため、乗客をタクシーに乗せる際は道路の左端に寄せて停車します。

また、歩道に近い左車線を走ることで、乗客を見つけやすくなるでしょう。乗客自身も左車線を走っているタクシーの方が捕まえやすいです。

なお、左車線走行を基本としていると、「なかなか右に曲がれない」という悩みが生じるかもしれません。その場合は左折を繰り返してから直進するなどの工夫をすると良いでしょう。

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