地理試験と費用

東京特定指定地域（特別区、武蔵野市及び三鷹市）に課せられていた地理科目が廃止されたため、東京特定指定地域（特別区、武蔵野市及び三鷹市）では、「輸送の安全及び利用者の利便の確保に関する試験」のみとなりました。ここでは、東京でタクシードライバーになるための地理試験について紹介しています。

特定の地域にのみ
課せられている
「地理試験」とは？

地理試験は東京・神奈川・大阪の指定地域を営業とするタクシードライバーに課せられていたテストです。2科目ある「輸送の安全及び利用者の利便の確保に関する試験」の内の一つで、東京では令和6年2月に地理に関する試験は廃止されています。

2024年の2月までおこなわれていた「輸送の安全及び利用者の利便の確保に関する試験」では、「タクシー事業に係る法令、安全及び接遇」と「当該指定地域に係る地理」の2科目でした。前者は法令・安全・接遇に関する知識を問うもので、後者は道路名や地名、駅の場所、各名所など地理について問われます。

東京で受験する場合、「輸送の安全及び利用者の利便の確保に関する試験」のみとなります。受験費用は3,400円（税不明）で当日支払いです。東京タクシーセンターでは現金のみの取扱いとなっています。

東京都の地理試験会場は、江東区にある東京タクシーセンターです。試験日は月曜・火曜・金曜で、受験料・運転免許証・筆記用具が必要。合格証の有効期限は、合格日から2年間です。

また、東京タクシーセンターではタクシー営業に必要な各種研修と登録作業もおこなっています。法人タクシーでは運転者証の交付、個人タクシーでは事業者乗務証の交付を受けられます。

輸送の安全及び利用者の利便の確保に関する試験では、タクシー事業に関わる法令や安全、接遇の3項目について問われます。筆記試験で45問出題され、36問以上の正解で合格となります。出題範囲が広いので、過去問を中心に出題傾向に合わせた勉強が効率的です。

「当該指定地域に係る地理」はエリア外からの就職を目指す人には難易度が高い試験でしたが、2024年よりは廃止されたことで、東京特定指定地域でのタクシーデビューもしやすくなりました。その背景には、タクシードライバー不足とカーナビの進化が影響しているようです。

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