タクシー会社の寮について

タクシー会社が社員のために提供している寮について解説しています。寮の種類や家賃、補助金制度などについてまとめました。

自社所有と借り上げの
2タイプに分かれる

タクシー会社が提供する寮は、自社所有のものと借り上げのものがあります。

自社所有の寮は、マンションやアパートを会社がまるごと所有していて、その部屋を社員に提供するというものです。中には会社の敷地内にあることも。トイレやお風呂は共同ということも多いですが、そのぶん家賃は低めに設定されています。

借り上げタイプの場合は、一般的に流通している不動産物件を会社が借りて社員に提供するもの。お風呂やトイレはそれぞれの部屋についていることが多いです。自社所有の場合に比べると家賃は高くなりますが、会社が家賃の一部を負担してくれることもあります。

タクシー会社の寮の多くは単身寮タイプで、社員それぞれに個室が割り当てられます。複数人で部屋を共有する場合もあります。

多くはありませんが、家族で住める寮を提供しているケースも。2Kや2DKの物件が提供されます。家族で寮に住んで家賃を安く済ませたい場合には嬉しい制度です。

寮がない会社でも、そのぶん家賃に対して補助が出ることも。補助金や手当という形で住宅支援をしてくれるケースがあります。この場合、住む物件探しは自分ですることになりますが、初期費用を負担してくれたり、10万円や20万円といった固定の額を支給してくれたりすることがあります。

自社寮と単身寮、単身寮と家族寮などタイプによって差はありますが、おおむね家賃は3～6万円台（※）に設定されることが多いです。

自社寮は比較的安く、借り上げのものはやや高くなることが一般的。借り上げでも、会社が一部を負担してくれるので、自分で物件を探して住むよりは安く済ませることができます。

参照元：ドライバーズワーク公式サイトhttps://www.drivers-work.com/column/question/dormitory/（2024年7月30日調査時点）

寮があるタクシー会社で働けば、住むところの心配がないので安心感を持って働き始めることができます。安く部屋を借りることができるので、貯金がしやすくなるというメリットもあります。

また、知らない土地で働く場合にも、会社の寮があれば物件探しに困る心配もありません。通勤しやすく、家賃の安い寮に住めるのは大きなメリットになるでしょう。

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