タクシードライバーの定年

数年前までは、中高年のドライバーが多く見られたタクシー業界ですが、近年では待遇や社内設備の向上、資格取得のサポートなどで、若手や女性ドライバーも増えてきています。

また、ドライバー不足からも定年後も働き続ける人も少なくありません。ここでは、タクシードライバーとして働ける年齢について紹介しています。

タクシー運転手は
何歳から始められる？

タクシードライバーとして働くために必要な二種免許は、「普通自動車免許取得後1年以上」が受験条件となっているため、まずは普通自動車免許の取得からとなります。

そのため、タクシードライバーとして最短で働けるのは、18歳で普通自動車免許を取得し、その1年後に二種免許を取得できる19歳ということなります。

タクシー会社によって定年制を導入しており、その年齢は60～65歳とバラバラです。では、会社が規定する定年を迎えるまでなのかというとそうではなく、多くの会社で再雇用をおこなっています。

社員として継続して働くのはもちろん、非正規社員や嘱託社員など、会社によって待遇は異なります。ただし、健康状態に問題がないことが前提です。

個人タクシーは個人事業主となるので定年はありませんが、1994年（平成6年）に国土交通省が年齢制限を設けています。

申請できる年齢は65歳までで、個人タクシーの免許は更新が必要です。最初の申請からおおむね3年間の期限付きで、年齢や違反状況から1年・2年・5年のいずれかで、75歳まで更新できます。

少子高齢化の影響からも、タクシードライバー不足が問題になっています。若手や女性ドライバーの採用も積極的におこなっているとはいえ足りず、75歳を超えたドライバーが現役で活躍している現場も少なくありません。

また、法人と個人とどちらが多いのかというと、法人の方が多いようです。なぜなら、個人ドライバーは国土交通省により75歳までと年齢制限が決まっており、更新ができないからです。

逆に法人では、特に人手不足が深刻な中小において、本人が希望するならと乗務を続けている会社が多いようです。

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